英語 : electrical conductivity (エレクトリカル カンダクティヴァティ)
Electricalは「電気の」 conductivityは「伝導率」。
一般的に農業分野では、この頭文字をとってEC(イーシー)と呼ばれ、肥料濃度の目安を表しています。
肥料濃度を表す場合、単位はミリジーメンス毎センチメートル(mS/cm)を使っています。
窒素、リン酸、カリなど、植物が生長するのに必要な肥料分はイオンの状態でしか植物に吸収されません。
ECは培養液中に溶出している肥料イオンの量、つまり、窒素・リン酸・カリなどのイオンが、測定時に使用する電極間をどれだけ移動するのかを表した値です。
ただし、ECというのは、あくまでも数値のみであり、どの養分イオンがその数値を示しているのかはわかりません。
しかし、何も基準のない状態で栽培するよりもECの数値を参考にした方が簡単に管理できます。
基本的にEC値は育てる植物の種類により異なり、個々に適正なEC濃度があります。
適正な数値より高いと作物の根は濃度障害を受けて養分を吸収できなくなり、低すぎると栄養不足に陥ります。
また、EC値は硝酸態窒素含有量と密接に関係していて、数値が高いと硝酸態窒素も多く含まれていると推測できます。
この値が高いと、目に見えた生育障害はなくとも収穫作物の硝酸態窒素含有量が増え、病気に弱くなったり日持ちが悪くなったりします。
土壌に硝酸が増えると土壌のpHは低く(酸性)なるため、酸性改良しようと石灰などを施すと塩類(肥料)の濃度を高めることになるので注意が必要です。
pH、ECを把握することは、農作物の状態を把握することになり、糖度や酸度のバランス、つまり農作物の美味しさを数字でコントロール出来るようにもなるのです。
土壌分析を定期的に行い、状態を把握することは農作物の品質コントロールにもつながります。
【農業】を単なる作業で終わらせるのか、言葉どおり、一つの生業、事業として成立させるかは、こういった事を論理的に、客観的に把握しマニュアルに近い内容を構築することで、誰が行っても差が出にくい農作物を生産することが出来るのです。
そして、マニュアル化するうえで、天然液体腐植酸APEX-10(エーペックステン)のような資材は、そのスタート地点を高い位置で平均化してくれます。
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「おいしい作物は健全な土壌から」
より豊かな土づくりのために
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green assist 辰(shin)
長野県小県郡長和町長久保1643番地
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