堆肥の種類と役割 堆肥と肥料の違いは?

堆肥の役割等については以前のブログにもありますが、
   〇 堆肥の役割 ~その秘めたる力~
   〇 なぜ、堆肥を先にする必要があるのか ?
土づくりにとって重要な堆肥について、改めてふれてみたいと思います。

堆肥にも色々あるのですが、
主に堆肥には、落ち葉やもみ殻などの植物性有機物のものと、生ゴミや家畜の糞などを原料にした動物性有機物を発酵させて作る堆肥があります。
植物性の堆肥は、土に施すことで土壌の水はけ、通気性、水持ちをよくしてフカフカの土を作ります。
動物性の堆肥は、植物性に比べて養分を多く含み、肥えた土を作ります。

では、堆肥の違い(種類)について少し見てみましょう。
例えば、

◆ 落ち葉を利用して作った堆肥
 肥料効果は少なめですが、ミネラルが豊富で効き目が長く続き、どんな野菜にも適します。
 土壌をフカフカに改善する能力が高いです。

◆ 牛の糞から作られた牛糞堆肥
 牛はワラ等を好んで食すため、繊維質が豊富で肥料効果も高め、野菜の初期の育成に特に効果的です。

◆ 木の皮を原料に作られたバーク堆肥
 養分は少ないのですが繊維質が豊富なため、畑の土が砂質の際に保水力や保肥力を高める等の効果を発揮します。

◆ もみ殻を発酵させて作ったもみ殻堆肥
 
養分は少なめですが、粘土質の畑に使用することで通気性や水はけをよくして土壌を改善します。

いずれの堆肥も発酵させることで、微生物が豊富で活発に土の中で動いてくれるため、病害虫を抑える役割も担ってくれます。

 

また、堆肥を豊富に含んだ土は、ミミズや微生物が土の中で活発に行動して団粒化を促進してくれるため、
作物が伸び伸びと根を伸ばすので栄養(肥料)を吸いやすくなり、作物が元気に育つことができます。

 

つまり、堆肥と肥料の違いは、

堆肥は土のため(回りまわって野菜のため)、肥料は直接的な野菜の生育のための栄養素になり、
どちらも野菜の栽培には欠かすことのできないものですが、
どちらかを選べと言われるならば、基本である堆肥は絶対に必要です。

もちろん、堆肥も含めて全ての基本は腐植酸【APEX-10(エーペックステン)】があってこそです。

畑が痩せるという言葉を聞いたことがあるかと思いますが、
化成肥料などの直接的に即効性のある栄養素だけで野菜を育てると、肥料切れを起こすのも早く、土中の生物の活動が失われ畑が痩せていき、やがて野菜が生き生きと根を伸ばして生育するのに適さない環境になっていくため、堆肥は長期的に見た場合、土づくりに欠かせない役割を果たしています。

体が資本といいますが、土(土壌)が元気ならではの農業です。

農業というものは、本来の自然界の循環に相反するものです。
なぜならば、出来た作物を人間が収穫(略奪)してしまうのですから、土の栄養は減少していって当たり前です。

 

ですから、大地の力の源である【腐植】や【堆肥】は農業をする上では欠かせないものです。
その上で、より成長を促すミネラルや窒素などの【肥料】は、農業という視点においては、こちらも欠かせないものです。

 

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「おいしい作物は健全な土壌から」
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長野県小県郡長和町長久保1643番地
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