肥料の重要性とその扱い [土壌の基本概念]

天然液体腐植酸 APEX-10(エーペックステン)は長い年月をかけて腐葉土などが分解されたものです。

腐植酸そのものには「窒素、リン酸、カリ」の含有量が僅かで、肥料法に規定されている肥料登録基準には達していません。
そのため、APEX-10は天然液体腐植酸として販売しておりますが肥料には該当しません。

一方、硝酸で処理された再生腐植酸、
つまり、ニトロフミン酸にアンモニア、カリウム、マグネシウム、リン酸を加えたものに限って、腐植酸質肥料として登録販売されています。
加えて、地力増進法において、亜炭や褐炭などを硝酸または硫酸で分解し、カルシウム化合物またはマグネシウム化合物で中和したもの、いわゆる再生腐植酸に属するニトロフミン酸だけが、政令指定土壌改良資材として認められています。

APEX-10が日本の法律において肥料にも土壌改良剤にも属さず、天然の腐植酸であるため栽培履歴にも掲載する必要がなく、慣行農業や有機農業など農法のジャンルに関係なく利用できるのは、こういった理由なのです。

土壌分析を基準に微量元素まで理解・把握され、自身で施肥設計をしていらっしゃる方はまだまだ少なく、混合肥料のメリット、デメリットを把握していらっしゃらないケースも多々あります。
混合肥料のデメリットは、農生産物は生き物で堆肥や肥料などを与える順番やタイミングも非常に重要なポイントなのです。

例えば、苦土石灰。
・石灰は表皮を作るための材料。
・苦土は葉緑素の中心物質。
・ミネラルは繊維を作ります。
この繊維が十分に作られる前にアミノ酸(細胞を作る)を与えると、病気や害虫が付きやすい状態になってしまいます。
苦土石灰を混合した肥料もありますが、こういった混合肥料の場合、植物は「旨味」にあたるアミノ酸を優先して吸収し、ほとんどのミネラルは吸収されることなく流亡してしまいます。

施肥設計の考え方は、土壌検査の結果や土壌の特性によって変わってきます。
そのうえで、【腐植】はすべての植物における生命の源であり、腐植がしっかりある土壌は団粒化も促進され、多くの微生物が活性化しています。

「腐植など意味があるのか?」「散布したけれど効果が見られない」といったケースも実際あります。
非常に申し上げにくいのですが・・・、
極端に土の手入れをしていない圃場に関しては、このようなケースが散見されます。

特に果樹関係においては、長年の化学肥料によって土が完全に締まってしまい、APEX-10(エーペックステン)が含む腐植酸の効果が一見して見られないことがあります。
これは極端に土の状態が悪すぎて、ちょっとやそっとの手当てでは追い付かない状態なのです。
果樹の場合は、耕耘ができないため、土壌の健全さを保つには定期的な腐植の補填(堆肥など)を含め、微生物の活性化による土の団粒化は必須です。

 

実際、近畿地方のある果樹産地において、APEX-10の試験散布で結果が出た圃場と出なかった圃場があり、腐植酸について疑念の声が上がったのですが、結果が出なかった圃場は[たこ壺散布(※)]はもとより、暗渠もなく、混合肥料散布で土の硬化が凄まじい状態でした。
  ※樹幹を中心に30㎝以上の深さの穴を掘って有機資材を埋め込む方法

厄介なことに、団粒化ができていない状態で腐植が限りなくなくても、化学肥料などを施肥することで、植物は上根である程度吸収し作物自体は出来てしまうのです。
もちろん、流亡も多いため無駄な経費はかさみますし、品質は言わずもがなです。
ここまで来てしまうと腐植酸では追い付きません。

効果がないのではなく、短期間での効果の視認は難しいのです。設定基準を上回る「窒素(堆肥)」を補填することが必要になります。

こういった本来の最低限の土壌の下地を作ったうえで【天然液体腐植酸 APEX-10(エーペックステン)】を散布していただければ、健全な土壌は目前です。
世界には優れた資材は沢山ありますが、ただ一つ言えることは【腐植】がなければ植物は健全に育たないということなのです。

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「おいしい作物は健全な土壌から」
  より豊かな土づくりのために
「天然液体腐植酸 APEX-10」をお届けします

green assist 辰(shin)
長野県小県郡長和町長久保1643番地
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