堆肥というと、土壌改良的な [土をよくする資材] というイメージが強いようです。
[土壌団粒を作る]、[土壌病害を抑える]、[肥料の供給・保持] など、土の総合力を高めるために堆肥を施肥するのだとされてきました。
実際、堆肥の役割を大きく分けて考えるのであれば、下記の2つになります。
1 土壌病害虫を抑える
2 土壌の団粒構造の維持
1.病害虫を抑える
完熟堆肥ではなく、中熟堆肥をお勧めします。
理由は、中熟堆肥は有用微生物も多く、それらのエサも豊富にあるからです。
特に、フザリウム菌やセンチュウを抑えることができる放線菌を培養した堆肥や、カビの仲間の土壌病害を抑えることができるバチルス菌を培養した堆肥は、素晴らしい力を持っています。
※バチルス菌(納豆菌)の効果
・カビの胞子に取り付き発芽を抑制する
・デンプンやタンパク質を分解する酵素を体外に分泌する
・有機酸のほか、ビタミンB群を生産する(ビタミンB=抗酸化力)
・生長ホルモンのサイトカイニン様物質を作り生長を促進する
・二酸化炭素は発生させないため、団粒化には直接効果はない
2.団粒構造を維持
団粒構造の土とは、大小の粒が混ざり合った土のことです。
・粒と粒の間には適度な隙間がたくさんできるため、水持ちがよく、空気も通ります。
(植物がしっかり生長するためには、根回りに酸素が必要です)
・土の塊に水や養分を蓄えるので、水持ちがよく、肥料持ちもよくなります。
また、団粒の隙間には無数の微生物も棲みつきます。土壌生物の多様性により、野菜を害する特定の生物が蔓延しないため、病害虫が発生しにくくなるのです。完熟堆肥ではなく中熟堆肥を勧めるのは、この微生物が圧倒的に多いからです。
土の団粒化は、土の中に棲む多様な土壌生物の活動のおかげです。土壌生物が堆肥中の枯れた植物や根を食べながら活動し、分泌する粘液が接着剤の働きをして、土や腐植、ミミズの糞などがくっつき合って団子が作られるのです。
完熟堆肥ではなく中熟堆肥が適しているのは、こういった理由からなのです。
※化学肥料を使い続けると…。
化学肥料は、土壌生物の食べ物ではありません。
そのため、化学肥料だけを使い続けると土壌生物の減少と単純化を招きます。
微生物のエサがないのですから当然です!
土壌生物が減れば、病害虫が増えて農薬を使わざるを得なくなり、生物相の単純化に拍車がかかるという悪循環に陥ります。そうして、土は単純な構造になり、耕しても雨が降ると固く締まり、常に耕耘を繰り返すことが必要となります。
化学肥料を使うということは、農薬を使うことを促進することでもあるのです。
土が豊かな森を見てください。耕さなくても自然とフカフカの団粒構造になっているはずです。
化学肥料は明確で使いやすい肥料ですが、デメリットも知ったうえで、バランス良く使わないと、結局は作物を軟弱化させることになってしまいます。
天然腐植酸APEX-10(エーペックステン)を勧める理由は、
土を活性化させてくれる微生物を含め、団粒化の核といえる【腐植】が天然のものであるからです。
化石が石油に変化していくように、豊かな土は年月を経て【腐植】に変化していきます。
土の力そのものといえる【腐植】!
ですから、あらゆる植物・作物が元気に育つのです!!
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「おいしい作物は健全な土壌から」
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green assist 辰(shin)
長野県小県郡長和町長久保1643番地
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