天然腐植酸と再生腐植酸の違い

腐植関連の農業資材は沢山ありますが、

腐植酸は大きく「天然腐植酸」と「再生腐植酸」に分類されます。

◆天然腐植酸
生成過程は、以下の3通りになります。
(1) 動植物の遺体が地表の土壌中において、土壌微生物によって分解・変成、さらに合成等を経て生成する。
(2) 古代の動植物が深く地中に埋もれ、石灰化の初期で炭化があまり進まない段階で生成する。
 褐炭(亜炭)が多く含まれる。
(3) 古代の動植物がいったん石炭化された後に、風化が進む段階で生成する。いわゆる風化炭に含まれるもの。

この3つの生成過程によって、さらに土壌腐植酸と石炭系腐植酸に分けられます。
(1) が土壌腐植酸、(2) と (3) が石炭系腐植酸です。

◆再生腐植酸
再生腐植酸は、工業的に得られる腐植酸を指します。

一応、原料は生物由来のもので、通常は亜炭や褐炭などの若年炭類()を酸化分解して製造されています。
この再生腐植酸の中で代表的なものは、酸化剤として硝酸を用いて製造されるニトロフミン酸です。
現在、日本国内において工業的に製造されているのは、ニトロフミン酸だけとなります。
     ※地中に堆積した動植物が時間をかけたにもかかわらず、石炭化への変性が不充分で原型をまだとどめている有機物のこと。炭化度が低く、発熱量が低いために燃料として不適当な物質

一般に石灰には腐植酸が含まれませんが、風化及び酸化作用を受けることにより、アルカリ可溶の黒褐色の無定形物質が形成され、これがカルボキシル基を含有していて腐植酸に類似しているので、再生腐植酸といわれています。

 

 

商品として流通している天然液体腐植酸は【APEX-10(エーペックステン)】のみです。
【APEX-10(エーペックステン)】は、土壌腐植酸が年月を経て液状化したものを、いったん固形部分と水分に分離し一定濃度に調整したもので一切加工をしていません。

そのため、腐植以外にも数万種類の微生物が存在し、土壌を自然な形で活性化してくれるのです。
これは同じ天然腐植酸の資材でも「固形の天然腐植酸」と「液体の天然腐植酸」の大きく違う点です。

 

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green assist 辰(shin)
長野県小県郡長和町長久保1643番地
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